今回はこちらの本をご紹介します。
『バフェットの教訓_逆風の時でもお金を増やす125の知恵』
結論:複利の力を使って長期投資しましょう
(2024/12/13 14:54:49時点 楽天市場調べ-詳細)
投資家なら誰もが知っているバフェット氏がどのような投資ルールに基づいて莫大な資産を築いてきたのか。
資産を成長させるのヒントがこの本には多く書かれていますので是非最後までご覧になって下さい。
バフェット氏の投資ルールを知りたい方
お金をもっと増やしたい方
最強投資家バフェット氏の投資ルールが分かる
本書の結論は以下の4つです。
1.お金持ちになるには複利を使う
2.ビジネス成功の鍵はお金をかけない
3.長期的に成功するにはメンテナンスが必要
4.成功のカギは待つこと
では深掘りしていきます。
目次
1.お金持ちになるには複利を使う
最初に断っておきますが本書は伝説の投資家の教訓を125個にまとめたものですが、全部伝えきることはできません。
なのでもしバフェット氏の教訓を全部知りたいって方は実際に購入して読んでみることをお勧めします。
バフェット氏はこう言います。
ルールその1.絶対に損しないこと。
ルールその2.絶対にルールその1を忘れないこと
これはとにかくお金を損するなという教訓です。
とりわけ人生の初期の段階で損してはいけないと述べています。
それはなぜかというとお金持ちになるには財産を複利で運用する必要があるからです。
複利で運用する場合、元手は多ければ多いほど良いので損をしてしまうと複利の効果が半減してしまうからです。
例えば元手1000万円を10%の1年複利で運用していくと20年後は約6700万円です。
つまり5700万円の利益となります。もし元手を何らかの理由で900万円を失い、100万円で運用していった場合、20年後は約670万円。つまり570万円の利益にしかならないのです。
5700万円と570万円。この違いはもう埋めることはできないでしょう。
それだけ複利の力は絶大で使い方ひとつで運命が変わってしまうのです。
だからこそ人生の初期の段階で衝動買いをしたり、怪しいものに投資したりして
お金を損しないようにしなければならないのです。
2.ビジネス成功の鍵はお金をかけない
ビジネスについてバフェット氏はこう言います。
「成長に大量の資本を必要とするビジネスと成長に資本を必要としないビジネスとでは天と地ほどの差がある」
これはバフェット氏の長期保有戦力の核に当たる部分です。
なぜ成長に大量の資本を必要とするビジネスは NG なのかと言うと、株自体の価値は上がっていないからと言います。
例えばこんな感じです。
成長に大量の資本を必要とするビジネスは、数年ごとに製品をリニューアルして、たくさんのお金を再設計費用として計上します。
すると業務拡張、異業種買収、自社株買いに回せる資金が減ってしまいます。
反対に成長に資本を必要としないビジネスは余剰金を業務拡張、異業種買収、自社株買いに回せます。
すると一株あたりの利益を上げることができるので最終的に株価を上昇させる可能性が高いのです。
バフェット氏は実際、新規設計と設備更新に絶えず資金を必要とする会社 、例えばGM やインテルには投資していません。
製品の再設計や工場の設備更新に数十億ドル投じる必要のないコカコーラなどの企業に投資しているのです。
このような会社は自社株買いという株価の成長に必要な活動に大金を振り向けられるので株価が長期的に見ると右肩上がりすることが期待できます。
なので長期に渡って株を保有することができるのです。
これは株式投資に限らずにビジネスでも応用できる考え方です。
初期費用に300万かかる店舗型ビジネスと初期費用数万で始められるネットビジネスは失敗した時のリスクが段違いです。
資金をかけずに事業を回していくことはビジネスを成長させるカギなのです。
3.長期的に成功するにはメンテナンスが必要
次はバフェット氏が唱えるメンタリティについてお伝えしていきます。
バフェット氏は次のように述べています。
「常に心身を鍛練するべす。決して心身の手入れを怠るなかれ。
じっくり時間をかければあなたは自らの心を強化することができる。
人間の主要資産が自分自身だとすれば、必須なのは心身の維持と強化である。」
一言で言ってしまうと心身のメンテナンスを怠るなということです。
意識の高いビジネスパーソンであれば体が資本ということは重々承知だと思います。
しかし、それを頭ではわかっていても実践できないのが人間なんです。
だからこそバフェット氏は口を酸っぱくして心身のメンテナンスを怠るなとおっしゃるのです。
規則正しい生活をする、暴飲暴食しない、定期的に病院に行く、運動をするなど、誰もが継続しにくい事を淡々とこなしていくのです。
体だけではありません。学びを深めることも重要です。
充実した教育はあなたの資産をさらに強化し、秘められた能力を最大限に引き出すことができるのです。
長期に渡って成功するために心身のメンテナンスを怠らないようにしましょう。
4.成功の鍵は待つこと
バフェット氏はこう言います。
「能力の範囲内に投資先が見つからない時、我々は範囲を広げない、我々は待つ。」
これは自分の手の届く範囲内で勝負すること。そして自分の能力の範囲外は手を出さないことを意味します。
私たちはどうしても努力すれば成功する、諦めなければ勝利できると考えてしまいがちです。
これらの考えは自分の能力を超えて勝負することなのでリスクが大きいのです。
バフェット氏自身も自らが理解できる能力の範囲内に重点を置き、能力の範囲外であれば見向きもしないと言います。
なぜなら株式市場で成功するには、優良企業を適正価格で買うしか方法はないからです。
もし自ら理解できる範囲内で価格も魅力的な投資先が見つからなければ、傍観者になるくらいの気持ちで待ち続ける必要があるのです。
事実として1967年、バフェット氏は共同出資者に対して出資金の返還を申し出ました。
理由は理解可能で価格も魅力的な投資先が見つからなかったからです。
その数年後の1970年、株式市場が暴落し、優良企業の株がバーゲンセールの価格になってしまったのです。
バフェット氏の待ち続けるといったルールが功を奏したのです。
このことから投資においてもビジネスにおいても、自分の理解できる範囲内で勝負することが大きなリスクを防ぐ方法だったのです。
まとめ
お金を使わない仕組みを構築しましょう
心と体と頭にも投資しましょう
自分が理解できる範囲内で勝負しましょう
この記事ではバフェットの教訓の超重要なポイントのみに絞って解説してきました。
より詳しく知りたいと思った方は購入して学んでみてください。
読書への自己投資はリターンが大きいです。
読んでインプットするだけではなく、読んだ後に行動してアウトプットしてみてください。
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