今回は『夢の配当金生活!貧乏から脱出する唯一の方法』について解説していこうと思います。
人生100年時代の誰もが資産運用を通じて自分年金を作らなければならないと言われている中でどのように資産運用すればいいのか。そして今世界で起きている出来事をどのように解釈すればいいのか。
そのヒントになればいいなと思ってこのブログを始めました。
知っておいて損はないので是非最後まで見ていってください。
配当金生活を夢見ている方
サラリーマンを辞めてリタイヤしたいと考えている方
リタイヤするために必要な資金が具体的に分かる
勉強することの大切さが分かる
結論:株を保有して資産家になることです
目次
資本主義社会の仕組みを理解しよう
まず貧乏から脱出するためには資本主義社会の仕組みを理解しなければなりません。
資本主義社会というのは『r>g』という一つの不等式によって格差が拡大するようにデザインされているんです。
これはフランスの経済学者トマピケティ氏が「21世紀の資本」で証明しています。
ですから世界で格差が広がっているとか世の中は不平等だと文句ばかり言っている人たちがいますが、それは住んでいる国が資本主義を採用しているからです。
反対に平等を目指した社会を共産主義社会と言うのですが、それを目指している中国が情報統制をして国民から表現の自由を奪うだけでなく、民族浄化をしていることを考えると国家が平等な社会を目指すほど残酷なことはないと思います。
ちなみに『r>g』 のrとはReturn on capitalのことで資本収益率(投資利回り)を意味し、gはeconomic growth rateのことで経済成長率(賃金の伸び率)を意味します。
簡単に言うと自分の給料が年々上がっていくより投資した方が値上がりするよってことです。
そしてrは4%から5%、gは1%から2%が見込まれているので時間の経過とともにrとgの格差はどんどん拡大してしまいますから、資本主義社会では資本家がどんどんお金持ちになり、労働者はいつまでたってもお金持ちになれないんです。
資本家になるとは?
それなら庶民が貧乏から脱出することは不可能じゃないかと思う人もいるかもしれませんが、資本家といってもそれほど大げさな話ではありません。
例えばアップル株を1株保有するだけでも資本家の仲間入りを果たしたことと同じですし、S&P500インデックスファンドに投資をすれば、米主要企業500社の部分オーナーになったことと同じことを意味するので立派な資本家だと言えるんです。
なぜ株を保有するだけで資本家の仲間入りになれるのかと言うと、そもそも資本家とは出資した範囲で責任を負い最終的に残った利益の配分にあずかることができる人のことを指すからです。
例えばアップルで働いている社員はその年の基本給があらかじめ決まっていますから、会社が予想外に莫大な利益を上げたところで基本給は増えたりしません。
しかし株主は会社が予想外に莫大な利益を上げればそれが株価に反映されて株高が期待できますから、保有している株の価値が値上がりすることで利益の配分にあずかったと言えるんです。
またアップルは利益の一部を配当として株主に還元していますから、それも利益の配分にあずかっていると言えます。
その一方で仮にアップルの業績が悪化し会社から資金が流出すれば、株主価値と株価が値下がりしますから損失を被るという形で株主は責任を負うことになります。
ただしアップルの従業員は基本給があらかじめ決まっていますから、会社が予想外に莫大な損失を計上したところで基本給は減ったりしません。
このように株主とは企業に投資した範囲で責任を負い、利益の分け前にあずかることができるので立派な資本家と言えるんです。
とは言え株を保有したら資本家だと言ったところで1株しか保有していなかったらすずめの涙しか利益の分け前にあずかることができません。
なのでどれだけ株に投資をすることができるかということが非常に重要になります。
すると多くの人たちは投資に回すお金はないと言い訳します。実際本当に余裕のない人もいるかもしれませんがその気になったら副業で収入を増やしたり、倹約に努めて支出を抑えることで投資資金を工面できる人だって大勢いるはずです。
そして前者が貧乏から脱出することは難しいですが後者なら貧乏から脱出することは可能です。
投資に必要な金額はどのくらい?
では投資に回すためにはどれくらいのお金を毎月用意する必要があるのかということなのですが、これは毎月2万円から3万円程度でいいんです。
例えば米国株式市場の配当再投資込みのトータルリターンが長期的に見れば年平均7%程度と言われています。
仮に毎月2万円積立投資して年平均6%で40年間運用した場合、40年後には約3800万円にもなります。
また仮に毎月3万円の積立投資をした場合、年平均6%で30年運用すれば約2900万円、運用期間40年なら約5800万円にもなります。
毎月2万円から3万円を用意するのは大変のように思えますが、毎月1万円の収入を増やす一方で毎月1万円の支出を減らすだけで2万円を用意することはできます。
現在は個人で簡単に副業を始めることができますから毎月1万円くらいならそれほどハードルは高くないと思いますし、世の中にはあなたよりも給与が1万円少なくても生活できる人が大勢いることを考えれば1万円の節約もそれほどハードルは高くないと思います。
そう考えると2万円を捻出するのっていうのはそれほど難しい話ではないですよね。
節約の際の注意点
節約をする際に注意しなければならないことは自分への投資は絶対にケチらないということです。
自分への投資というのは決して自分へのご褒美とか旅行とかそういった類のものではなくて、例えば勉強するための書籍代や新聞代といった情報のことで、情報にはお金をかけてください。
勉強というのは複利のように成果が現れるんです。
最初の頃は勉強してもイマイチ成果が出てるとかピンとこないんですけれども、5年10年と日が経つと周囲と大きな情報格差が生まれていることになるでしょう。
またその効果は収入にも現れますし、一生使えるスキルにもなりますから投資やビジネスの勉強を続けることは強くお勧めします。
セミリタイヤするために必要な金額
収入を増やし、支出を抑え、残ったお金を長期で資産運用することができれば数千万円もの資産を築くことができます。
そうすれば将来は配当金と公的年金の二つの収入が期待できますから、老後は周囲の人たちよりも余裕のある暮らしができると思います。
ただし残念ながら40代50代のうちにセミリタイアするというのは難しいです。
仮に40代でセミリタイアをしようと考えた場合、20代の毎月20万円の積立投資を20年続け年平均6%で運用することができれば約9100万円の資産を築くことが期待できますから若くしてセミリタイアを考えているならかなり高収入でないと難しいです。
ではいくらお金があればセミリタイアすることができるのかということなんですが、
結論から言うと『年間支出額の25倍の金額』を用意することができれば働かずに生きていけると言われています。
これは4%ルールと言われているもので、例えば年間支出額400万円とした場合、1億円が必要になるということです。
とはいえ1億円も用意するのはかなりハードルが高いと思います。
セミリタイヤを成功させる秘訣
それは次の2つです。
セミリタイア期間を短くすること
年間の引き出し率を小さくするということ
例えば節約して年間支出額を300万円に抑えた上で副業などで年間100万円稼ぐことができれば毎年200万円の支出額で済むので、5千万円あればセミリタイアを成功させることができる計算になります。
このように年間支出額、リタイヤ期間、副業による収入の額によってセミリタイアに必要な額は変わってきますので
どのような生活をしたいのか将来の人生設計をするといいと思います。
まとめ
貧乏から脱出する唯一の方法は株を保有して資本家になること
株を買うためには勤勉に働くことで収入を増やし、倹約に努めることで支出を抑える必要がある
自分への投資として書籍や新聞など情報にはお金をケチらないこと
勉強を続けることで収入が増え、積立金が増え、資産が増えるペースが早くなる
セミリタイアに必要な金額は年間支出額の25年分
わずかな収入があるだけで年間支出額を抑えることができますから金融資本で生まれるキャッシュフローだけではなく人的資本から生まれるキャッシュフローも意識して総合的に人生をデザインすれば貧乏から脱出することはできます。
今回は以上です。ありがとうございました!