今日のテーマはこちらです。
『リスク許容度を無視した投資はキケン』
結論:リスク許容度を無視して投資すると痛い目にあいます(損します)
リスク許容度って言うと難しそう何それって感じる言葉かもしれないんですけど、投資の世界におけるリスク許容度っていう言葉はサッカーで言うハンドと同じぐらい基本的な言葉なんですよ。
この記事ではリスク許容度とは?やリスク許容度を上回る投資をした人の末路ついて解説していきたいと思います。
是非最後までご覧になって下さい。
リスク許容度を考えずに投資している方
リスク許容度を超えて投資するとどうなるか分からない方
リスク許容度を無視した人の末路が分かる
ぽんぽんの失敗談が聞ける
目次
リスク許容度とは?
許容度とは投資でどれだけマイナスを食らっても耐えられるかっていう考え方です。
例えば、皆さんが300万円を株とか債券に投資しているとしてマイナスになること自体耐えられない人もいたりとか、もしくはマイナス30万円だったら耐えられるなとか、マイナス100万円ぐらいまでだったら耐えられるなとか、どれだけ耐えられるかっていうのは人によって違うんですよね。
リスクって言うとリスクって危険っていうこと?って思う人もいるかもしれないんですけどそうじゃないんですね。
投資の世界でいうリスクっていうのはリターンの振れ幅のことなんですね。
例えばS&P500連動のファンドは過去5年間のリターンが年利-14.1%~+36.4%の範囲に収まってたんですね。
日本株だったら-22%~+42%。先進国株だったら-17.5%~+34%くらい。新興国だったら-27%~+37%。日本国債だったら-4%~+9%。先進国債だったら-12%~+19%程度。
この振り幅が大きければ大きいほどハイリスクと言うんですね。
もしインドとかブラジルなどの新興国の株式に投資すると2年で半値になる可能性もあるんですね。
半額になるってすごいリスクですよね。
レベルの高い投資家っていうのは次の二つをちゃんと把握しています。
大きなマイナスをくらった場合、自分が耐えられるか
この二つを把握せずに雰囲気で投資するっていうのは真っ当な資産運用じゃなくてただのギャンブルなんですね。
どうしたらこのリスク許容度ってのは決まる?
自分のリスク許容度はどのぐらいかっていう話なってくるんですけど、このリスク許容度ってのは主に次の要素で決まってきます。
・年齢
・家族構成
・職業
・収入
・保有資産額
・投資の経験何年数
・本人の性格
一般的に若ければ若いほどリスク許容度は高いし、子供がいない方がリスク許容度が高いし、安定職で収入が高いほどリスク許容度が高いし、資産が多ければ多いほどリスク許容度が高いし、投資経験が長ければ長いほどリスク許容度が高いっていうそういう感じになるんですね。
これがリスク許容度です。
リスク許容度上回る投資をした人の末路
リスク許容度を無視した投資をする人の末路はどうなるかっていうと泣きながら撤退。
基本的にはこれしかないんですよね。
今儲かってるとか今やったーと喜んでる人も多いんですけど最終的にリスク許容度を無視した投資をしてる人の末路っていうのは基本的に泣きながら撤退以外ないです。
リスクっていうのはリターンの振れ幅のことなので大きくマイナスになることがある一方で大きく儲けられる人がいるってのも事実なんですね。
でもこれだけは覚えといて欲しい。皆さんが大きく儲けられる側に入れる確率ってのは決して高くない。
なぜなら多くの人は専業投資家でもなく、プロを相手に戦うわけです。
そして大きなリスクが現実に起きるとパニックになって変なことをしてしまうんです。
自分は大丈夫だって言うかもしれないですけど実際その状況なったらパニックになります。
ここで皆さんにクイズです。
このチャートを見てください。
このチャートなんですけどこれから上がると思いますか?下がると思いますか?
ずっと上昇して来ていますけど上昇するか下落するか、これ見てどっちだと思いますか?
これ実際のチャートですよ。
正解はどうかって言うとこれなんですね。
(画像見にくくてすいません)
その後どうなったかって言うと大きく下落してるんですね。たった1、2ヶ月でマイナス20%の大暴落。
この時皆さん自分の立場だったらどうですか?
1、2カ月で20%減っちゃいました。大暴落して保有してられますか?それとも損切りしますか?
ここで20%下がったわけなんですけど、さらにこの後チャートがどうなるかっての予想して欲しいんですね。
V字回復するんだったら助かるけどさらに暴落を続けるのであれば資産は半値になってしまうかもしれない。
500万円投資していたら半値だったら250万円。この250万円を普通に貯めようとすると毎年50万の貯金だとしたら5年かかるわけですね。5年間を無駄にしてしまう可能性がある。
大暴落するとみんな「こんなの嘘だ。夢であってくれ~」「250万円貰ったらあんなことやこんなことできたのに..」って思うんですね。
これは夢じゃありません。現実なんですね。普通に起きる可能性があります。
コロナでも起きましたよね。
予想できましたか皆さん。
最初右肩上がりに見えたこのチャートは1、2ヶ月で20%の大暴落してこの後どうなったか正解を見てみましょう。
結果的は大暴騰。暴落時の底値から1.5倍になったんですね。
こんな感じなわけですよ。こんなの中々予想できないですよね。
というか心を平穏に保ってられないですよね。
これを見て何が言いたいかって言うとこの三つです。
(優良インデックスの場合ですよ)
・短期的には株価がどうなるかは読めない
・長期投資の場合ただホールドしてるだけの方が成績が良いことが多い
・リスク許容度を無視している人投げ売りしてしまう
リスク許容度を無視した投資をしてると今持ってるお金を大きく失うだけじゃなく、将来得られるかもしれない利益も失う可能性があるんですね。今と未来の両方失うというのは悲劇です。
リスク許容度の範囲内で投資するメリットはたくさんある一方でリスク許容度を無視した投資のメリットって何もありません。
不景気が来たりとか暴落相場が来た時にパニックになって投げ売りしないように必ずリスク許容度の範囲内で投資をしてください。
ぽんぽんの失敗談
失敗1
株を始めて1年くらいの時、3、4年前の話です。
ポケモンGOが爆発的に流行した頃がありましたよね。その時任天堂の株価は毎日右肩上がり。
初動に乗った訳でもないのに右肩上がりだからと軽い気持ちで100株購入しました。
100株といっても当時の株価が30,000近くあったので300万円。
そんな資金があるはずもなく信用取引で買いました。
結果、天井付近で掴んでしまい徐々に落ちる株価。株価が大きいので変動も大きいです。
初めての大きな含み損を見て冷や汗をかきながら、このままだと追証になると思い職場の食堂で昼休みに損切りしました。
-30万円です。
今の任天堂の株価は60,000円付近です。
余裕資金で長期で持っていたら爆益でしたね…
失敗2
コロナショックの時の話です。
現物株を担保に信用取引を多用していました。
リーマンショックやコロナショックのような大暴落を経験したことがなかったので、コロナが広まり始めた当初はそのうち回復するだろうと思って、含み損がどんどん膨らんでいくにもかかわらず損切りできず。
担保にしている現物株の株価も下がり、結果として追証になりました。売らざるを得ない状況です。
普通預金をあまり貯めずに投資に回していたので現物株を損切りして、積立NISAを売却して、信用分の損を清算しました。
200万以上資産を溶かしました(絶望)
資産増やしたくて投資してるのに資産減らしてると何やってるんだろうとかなり凹みます…
信用取引って儲ける時も大きいので味をしめると使いたくなってしまうんですよね。信用分の含み益が1000万を超えたこともありました。(そこで利確できず下がっていきましたが…)
信用取引が悪いっていうわけではなく使い方が悪かったってことです。ただぽんぽんのように勉強不足の方や初心者の方にはおすすめしません。
リスク許容度を考えずに投資をしているとこうなりかねないので皆さんは注意してください。
痛いほどの勉強代を払い、その後お金の勉強を1からし直し、今は長期のインデックスと大型配当株へシフトしました。
この失敗のおかげでリスク許容度はかなり鍛えられましたが笑
今は長期インデックスや大型株が含み損になったとしても何とも思いません。
他にも失敗はありますが、失敗から学び成長していくことが大切です。
他の人の失敗を参考にしていらない失敗はしないようにしてくださいね。
まとめ
自分のリスク許容度を踏まえて自分の目的に合う投資手法を取ろう
SNSとか見てると何百万儲かったとかこれに投資すればいいとかそういった声のでかい人っての見かけると思うんですけど、人によって目的地とかリスク許容度が違うので気にする必要はありません。
自分の目的に合った手法で一歩ずつ進みましょう。
今回は以上です。
ありがとうございました!